【読書】 日本人に気付いて欲しい健康的な習慣(掃除について)
禅の教えやマインドフルネスをベースとした掃除は生活環境だけでなく精神衛生を整える
さて続いて著者が注目した日本の習慣。 それは掃除です。
もちろんですが日本だけでなくどこの国でも実践されています。
掃除を全くしないという国はないのかもしれませんが、
日本に根付いているこの掃除の感覚というのは少しユニークで奥深いものなんです>
1.掃除の楽しみ方
日本の宗教の考えがベースとなっている掃除はいい精神の選択となります。
現代では、掃除道具も便利になってきていますが、
掃除に集中するということは、マインドフルクリーニングを最大に発揮します。
掃除に集中するというのは、いたって簡単で掃除を自由な時間を奪う苦痛なものではなく 、
部屋が綺麗になっていく過程を楽しめるものと考えるということです。
お皿を洗う、掃除機をかける、洋服をたたむ、といった行為を集中して行うことが大切です。
お皿や部屋が綺麗になっていくことに全意識を向けることで瞑想に近い効果を得ることができます。
お皿の汚れや部屋の汚れが綺麗になっていくことで、心の汚れも落ちる心を洗う時間といえる習慣です。
そんな掃除に集中するなんて難しくてできないよと思うかもしれませんが、
このマインドフルネスを習慣づけると掃除がどんどん楽しくなっていきます
2.集中して掃除する
また皆さんも経験があるかもしれませんが、
小学校や中学校の時にやらされていた学校の掃除というのは、
しっかり掃除に集中できる環境が整っていました。
あの時の掃除の方法が基本になっている日本人には、掃除に徹底的に集中する
マインドフルネスが付属した掃除方法だと言えます。
禅の清掃方法は前後裁断という過去や未来を切り離して今を生きなさいという禅の言葉でもあります。
マインドフルクリーニングは今に集中して心身をリラックスさせる有効的な手段の一つなんです
さらに著者は『人生がときめく片づけの魔法』の著者として知られる近藤真理子さんのお掃除方法にも注目しています。
3.掃除と断捨離
ときめきを感じるもの以外を処分する断捨離方法は、
神社の巫女5年間勤めた近藤さんだからこそ辿り着いた神道と禅の教えをベースにしたものです。
神道と禅の考えでは全てのものは神聖で尊重されるべき存在だとしているため、
役割を終えたものをほこりが貯まるまで放置するようなことは認めません。
ときめきに従う掃除では自分にとって本当に大切なものだけを大切にするために、
役割を終えたものを積極的に手放すことも大切です。
これは物を粗末にしないこと、部屋をきれいに保つこと、精神を整理すること、につながります
まさに生活環境と精神状態を良好に保つ素晴らしい掃除習慣だと思います
ぜひ、日常の掃除を集中して、楽しく掃除することも実践してみてください。